メンタルヘルスに関する新入社員研修の仕事がようやくひと段落
してきました。
メンタルヘルス研修の中で新入社員に伝えたいことは、多くの企
業で共通の部分とそうでない部分に分かれるように感じています。
共通の部分としては、「5月病」「セルフケア」「不調時のつなぎ先」
などがキーワードです。なかでも、いわゆる「ゆとり世代」とな
る新入社員にとっては、入社直後のメンタルヘルス不全について
の話を希望される傾向が強いように思います。事例を挙げて研修の
内容についてご紹介したいと思います。...
■出版関係(従業員規模100名まで)
問題点
・コミュニケーション能力不足からくると思われる早期離職
・個人の目標と、会社の目標のずれ、ミスマッチ
・従業員の世代間ギャップ
セミナー内容
・新入社員と若手社員計16名対象
・4時間の時間を2時間づつ前後半に分けて実施
研修目標
・前半
新入社員の方々が、"はたらくこと"に対して、組織の一員とし
ての心構えを考え・目標と定め・同期の皆で、支えあい・柱とな
る目標を共有することで、チームワークの意識を高める。
・後半
①柔軟な思考やコミュニケーションの重要性を理解する。
②ロールプレイを通じて、職場で直面するであろう事柄に事前に
対して気づきを得る。
③それでもストレスからくる不調に見舞われた時の対処法を知る。
内容
・前半
参加者がグループを組み、各グループ毎に自分たちの「ビジョン」
「バリュー」「ミッション」について整理、発表。グループごとに
出されたそれぞれの案から、全員で今期の新入社員の総意として
ふさわしいものを選択し、採択。
・後半
課題1:まずチームごとに演題と配役を検討する
①「司会」「記録係」を決め、検討(30分間)
入社後想定される葛藤場面(演題)を決定
(名札作成、貼り付ける)
②チームごとに演題と配役を主役が発表
チーム人数分の配役を準備決定
課題2:Aチームがロールプレイ(即興劇)を開始
①ロールプレイの開始(10分間)
②演者の感想発表(3分)
③観客(他のチームメンバー)の感想発表(3分)
課題2:Bチームがロールプレイを開始・・・
セミナーを企画実施してみて、感じたことを以下に。
前半については、自分の会社での役割や自分の将来像(キャリア)
についてはじめて向き合うような場面となったように感じます。
戸惑いもあったようですが、みなそれぞれ自分なりになりたい姿
を想像し、また会社からの要求(すでに他の研修で頭に叩き込ま
れていた?)についても、自分たちなりに今できることを考えそ
れをブレイクダウンしていた様に感じます。
後半についても、これまた初めての経験で、即興劇をやってくだ
さい、という指示に、みな戸惑い顔でした。しかし、前半のセミ
ナーが効いていたのか、すべてのチームが率先して役割を決め、
劇の内容を決めてくれました。短いセミナーの中でも、このよう
に効果がすぐにフィードバックされることがあるように感じます。
劇を終わってからの皆さんの感想も、「職場をまったく想像でき
なかったけれど、すこしイメージできたように感じる」「役職が
変わると、同じ場面でも感じ方が変わるのがわかった」「現実場
面では、もっと大変だと思う」など、体験を通しての「気づき」
が得られたという感想ばかりでした。セミナー自体も「異様」な
ほど盛り上がり、チームビルディングにもつながったと感じてい
ます。
これからのセミナーは、知識の押し売りではなく、体験を通じた
「気づき」はもちろん、その後の現実場面での「行動変容」まで
視野に入れて行っていく必要があると感じています。
弊社では、この行動変容の指標として「自己効力感」を用い、単
発ではなく、同じメンバーで1年間通して、「行動変容」を目指
すセミナーを実施していく予定です。ご興味ある方は、ぜひお問
い合わせください。
関連するページ
このページのキーワード。関連情報をチェックできます。
セミナー
,
自己効力感
,
行動変容
このページの先頭へ
トップページへ








