うつ病からの職場復帰について書いていきたいと思います。このブログの本来の目的とははずれますが、いろいろな手を尽くしてもうつ病になるときはなってしまいます。年間の有病率が5%、多いものでは10%あるという研究結果も出ています。会社に100人いたら5人ぐらい1年間にうつ病になってもおかしくはないのですね。自分の意志とは関係なく。。そんなとき、まず私たちはどうしたらいいのでしょうか。発症から休職そして職場復帰まで、順を追って話していきたいと思います。
まずは、「発症」からですね。いろんな病気がそうですが、その発症の前にはいろいろなサインが現れてくることが多いようです。もちろんそれ自体が病気の症状ということもありますが、少しでも早く専門医での投薬や休養を始めることで、その影響は小さくすむのだと思います。うつ病もしかりです。前回も書きましたが、ストレスは精神よりも体にその影響が早く出ることが多いとされています。特に自分のもともと体の弱い部分に。私は胃腸。頭痛の人もあるでしょうし、肩こりや腰痛もあるでしょう。要は、自分の体の変化を感じ取るということだと思います。うつ病には特有の症状もあります。朝方目が覚めやすかったり、寝汗をかいたり、夕方からのほうが一日のうちでも気分が良くなってきたり、など。
これらの変化が、体の問題によるものでなければ、病院へ行くことです。精神科、診療内科、メンタルヘルス科、でれでも大丈夫と思います。各都道府県には必ず精神保健福祉センターという公的な医療機関もあります。すこし行きづらいと感じるようであれば、内科でも構わないと思います。内科的な問題がなければ、精神科などへ紹介してくれるでしょう。病気は治る、という意識でほかの病気と同じように気軽に受診してみたいですね。
ただ、病院へ行くには、まず予約が必要です。最近のメンタル関連の病院はどこも予約でいっぱいで、ほとんどが初診も予約が必要になります。ひどい所では2週間以上も予約がとれません。もし会社の中に、健康管理スタッフ(保健師やカウンセラー)や産業医の先生がいるのであれば、まずはここへの相談もいいですよね。さらに会社と特別に契約している精神科の先生がいるのであれば、会社の人事労務経由でそのような先生に診てもらうのも手です(稀なケースですが)。
また、最近ではEAPという仕組みで会社が従業員のいろいろな問題について支援してくれているケースもあります。専門のカウンセラーへのカウンセリングが一定の回数まで無料で受けられたり、ストレスチェックができたり、電話やメールでの相談を受けてくれるものもあります。これも会社に確認ですね。通常はここで話された内容は会社にはいきませんから、人事考課や余計な心配せずに受けられるはずです。
うつ病はなかなか自分でその状況を感じたり、理解したりすることが難しい場合があります。特に性格的に「責任感が強く」「やさしくて」「生真面目」な方は、体に症状が出ても「自分の精神が甘いからだ」「自分がこんな状態では迷惑かけてしまう」と思い、それがうつ病の始まりとなかなか認識できないのですね。とても悲しいことです、良い人たちなだけに。。自分で自分の体の変化に気づくのが一番ですが、会社の上司や家族から「少し様子がおかしいけど大丈夫」と声をかけてもらえたら、一息ついて「そういえば・・・」と自分の体に耳を傾けてあげてください。骨が折れたら会社いくより病院へ行きますよね。うつ病も同じだと思います。まずは専門機関へ。