うつ病からの職場復帰@で書いたように、体や精神の不調を感じたらまずは専門医です。そこでたぶん医師からはいろいろ聞かれると思います。最近眠れていますか?新聞を読めていますか?どこか消えてしまいたいと思うようなことはありませんか?などなど。
残念ながら、うつ病は、血液を分析したり、レントゲンを撮ったりしてわかる病気ではありません。ある診断基準、それも出現している症状について、どれぐらい当てはまっているかということで診断名がつきます。
ですから、初診の際に自分の状況を正しく医師に伝えることが必要です。もちろん相手は専門家ですから、診察室に入ってきた時の様子や対峙しているときの言語以外の情報からも、たくさんのことを読み取っています。しかし、言語に依存する部分はやはり大きいと思います。
もし、自分でうまく自分のことを伝えられそうになかったりする場合は、現状を紙に書いて持っていったりすることも有効です。ワープロでこの数週間のことを日記のように書かれて持ってくる患者さんもいらっしゃいます。また、親族や奥様に付き添っていただいて、状況を話してもらうのも現実的かもしれません。ありのままを話すことはとても辛い場合もあります。特に会社を休んで病院に来ていること自体に自責感を持たれる方もいて、たいしたことない、大丈夫とつい言ってしまうのでしょう。けれどもこの場に及んで、このような言葉はあまり意味を持ちません。。
一通り診察が終わり、残念ながらうつ病やうつ状態が疑われる場合には、医師は必要であれば診断書を出してくれます。通常の会社では、休職の申請には医師の診断書が必要になります。休職期間を決定する際の目安にも使われますので、会社で必要な旨伝えて必要な療養期間も明示してもらうのが良いでしょう。一般的には病名についてはある程度患者側の意志も汲んでくれますので、相談することは可能でしょう。
うつ病は休養と服薬が基本とされています。休養というのは、早めに家に帰るとか、日曜日だけは会社を休む、とかいったレベルではなく、会社(心的な負荷の高い環境)から完全に距離を置いて切り離して、休む。ということです。そのためうつ病であっても環境調整のための入院というケースもあります。
「会社を休んで皆に迷惑をかける」「自分がいないと仕事が回らない」考えがちです。けれども、残念ながら私たち一人いなくなったぐらいで会社は倒産しませんよね(笑)。少し迷惑かけるかもしれないですけど、体調不良のまま仕事を続けて同僚だけでなく、お客様にも迷惑をかけるとしたら…。「今は、体調を戻すことが第一だ」「みんなのためにもしっかり休もう」ぐらいの気持ちのほうが、気が楽かもしれないと思いますが、皆さんはどうでしょう?