最近、「仕事中うつ」「30代うつ」「ちょい甘うつ」っていう言葉をよく聞きます。この3つが同じ概念を示すものかどうなのかさえも私は知りません。一度「仕事中だけ《うつ病》になる人たち」をしっかりと読んでみたいと思っています。
ただ、いずれのうつ病も今までとは違う症状のことを言っているようです。特に「自己愛」や「逃避傾向」がキーワードになっているのではないでしょうか。実は病名ではありませんが、「逃避型抑うつ」や「抑うつ神経症」または「アパシー状態」といった言葉に代表される抑うつ状態の概念は、以前からも研究されていました。
厳密な定義は専門の先生方にお願いしないといけませんが、要は一般に言われるうつ病(遺伝的な要素なども含み、心因が原因でなくとも発症することがあるもの)にくらべて、自責感や責任感が弱く、自分の興味関心のある場面や事柄については、うつ状態の場合でも取り組むことができるというものです。たとえば「逃避型抑うつ」では、朝の9時までは「会社に行こうかどうしようか」と心苦しく、抑うつ的な症状を呈するけども、9時を過ぎると自分の好きなこと(テニスなど)に平気で出かけてしまう、といったようなことです。また、女性とはうまく付き合えるけれども、男性や目上の人間とはうまく人間関係を持てないことなども報告されています。あと、逃避的な「不貞寝」をするとか。。
このような症状は、場面によってそれが変化するので、逃避傾向や自己愛といった概念で理解しようと試みられることが多いようです。「大きな挫折や失敗を経験せずに成長してきた場合、自己が傷つくことを異常に恐れて、それが予想される場面には逃避的な行動を示す」といった仮説も成り立ちそうですが、いかがでしょう。うつ状態も、このような性格的な傾向から2次的に出現してくるとも考えられます。ただ、私はうつ病においてあまり、「自己愛」をぐだぐだ言うのは好きではありません。。
私自身としては、場面にもよりますがうつ症状を出現させますし、性格的な問題もあるのであれば、やはり治療や改善の対象だと思います。本人が問題を感じているのならなおさらでしょう。「さぼり」や「甘え」といった言葉で片付けられては、困りますよね。
「仕事中うつ」「30代うつ」「ちょい甘うつ」についてもう少し勉強してから、もう一度同じ内容で書いてみようともいます。